2015年3月25日水曜日

温湯消毒


みなさん、こんにちは。

更新が空いてしまいました。

申し訳ないです。


さて、今回は温湯消毒についてです。


また季節が巡ってまいりまして、温湯消毒の時期になりました。

温湯消毒とは最近(といってももう10年近く経ちますが)確立された農法のひとつで

60度のお湯に10分間種もみを浸すことによって

種もみを殺菌・消毒する方法です。





こんな感じで60度のお湯に10分間浸します。

私が農業を始めたころは

この種もみをきつい臭いのする農薬薄め液に浸して殺菌消毒していました。

ですが最近では消費者様の安全・安心を求める声と、

作業者(私を含む農業従事者)本人の安全・安心の為に

減農薬での栽培が浸透しつつあります。


この温湯消毒はその先駆け的な農法で

60度のお湯に10分浸すだけで

農薬使用と同等の効果が得られるものです。


まぁ正直農薬を使うよりは効果は若干薄い気がしますが、

お客様の事、自分の事、環境の事を考えれば

十分な効果です。


この温湯消毒のミソは10分間というところで、

7分、8分では効果はいまいちで、


12分、13分と長めに浸けておくと、

今度は種子がその温度の高さに負けてしまって

発芽しにくくなります。





10分経つと急いで60度のお湯から引き揚げて

冷水でもみ洗いします。



こんな感じですね。


 もみ洗いをして

上の写真の様に種もみから滴る水の温度を手で確かめます。

この滴る水が生ぬるいとまだ洗い足りない証拠で

再度冷水につけてもみ洗いします。

滴る水が冷たくなれば水から引き揚げて

乾かしてやります。




こんな感じで干してやって

完全に乾くと温湯消毒作業は完了となります。


この温湯消毒を皮切りに

本格的な米作りの仕事が始まります。


今年も収穫まで色々あると思いますが、

頑張りたいと思います!




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2015年3月14日土曜日

畔塗り


みなさん、こんにちは。

今回は畔塗りについてです。

また季節が巡ってまいりまして、畔塗り作業の時期になりました。


この畔塗り作業は地味な作業ですが

米つくり作業の中で、最重要作業の一つです。


たくさん良いお米が収穫できる圃場は、決まって水持ちがよい圃場です。

お米の稲は太陽で温められた暖かい水の中で育ちます。

水を入れてもどんどん抜けていけば、また新たに水を入れてやらなくてはならず

圃場の水はなかなか温かくなりません。

冷たい水のなかでは健全に生育せずに

収量減や品質低下の原因となります。


技術的にもけっこう難しい作業で

常に後ろを確認しながら前進しなくてはなりません。







作業を始めたころはぐねぐねと曲がって恥ずかしい仕上がりでしたが

最近はだいぶ上手になりまして

きれいに畔塗りできるようになりました。


こんな感じです。

我ながらなかなか上出来です♪


この作業も事故や怪我のないように終りたいと思います。


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2015年3月7日土曜日

種もみ


みなさん、こんにちは。

今回は種もみについてです。

とうとう今年の種もみがやってまいりました!



とうとうやってきた!というと、なにか嫌そうに聞こえるかもしれませんが、

気分的には「とうとうやってきた!」という感じですね。

この種もみを見ると、収穫までにしなければならない仕事が頭をめぐって・・・・

う~、大変そうだな(汗)



このあたりのお米の種は富山からやってきます。


聞くところによると、山奥でほかの品種と混じりあわないようにして

栽培されているそうです。


リフトで種もみを降ろしまして

冷暗所で保管します。




中身はこんな感じでメッシュの小袋にはいっています。

この袋は4kg入っていて、

うまく育てられればこの袋の種もみだけで、約900kgのお米が収穫できます!

もちろん肥料も必要ですし、しっかりした管理も必要ですが、
 
種の持つ力ってのは本当に凄まじいものです。

自然の力を上手く貸して頂きながら

今年も美味しいお米を作りたいと思います。

頑張ります!


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2015年3月1日日曜日

展示会


みなさん、こんにちは。

今回は農機の展示会についてです。



ヰセキ農機さんの展示会に行ってきました。

大きいトラクターから家庭菜園用の小さな耕運機まで

さまざま展示してあります。



私のほしいスタブルカルチも展示してありました。

やっぱし70万円以上はするみたいです・・・。



農機の実演販売をやってました。

片手で「簡単♪簡単♪」

みたいことを謳いながらの実演販売です。


これくらいですとまぁ20万円出して、買えるか買えないかくらいの値段です。

小さい畑があってそこで楽しむならこれくらいでちょうどいいと思います。

こういうかわいい耕運機も売ってます。


かと思えば


一台の農機で家が建ちそうな値段の農機も売ってます!

これ一台で、1300万円也!

誰が買うのかな・・・?

でもこの約1000万円もするトラクターは


ご覧のようにお買上げ札が貼ってあるので

松村さんという(どんな人か全然知りませんが)お金持ちの方が

ご購入されるようです。

すごいなぁ~。


とりあえず、私はどうにか75万円ほど工面して

スタブルカルチを買いたいと思います!


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