みなさん、こんにちは。
更新が空いてしまいました。
申し訳ないです。
さて、今回は温湯消毒についてです。
また季節が巡ってまいりまして、温湯消毒の時期になりました。
温湯消毒とは最近(といってももう10年近く経ちますが)確立された農法のひとつで
60度のお湯に10分間種もみを浸すことによって
種もみを殺菌・消毒する方法です。
こんな感じで60度のお湯に10分間浸します。
私が農業を始めたころは
この種もみをきつい臭いのする農薬薄め液に浸して殺菌消毒していました。
ですが最近では消費者様の安全・安心を求める声と、
作業者(私を含む農業従事者)本人の安全・安心の為に
減農薬での栽培が浸透しつつあります。
この温湯消毒はその先駆け的な農法で
60度のお湯に10分浸すだけで
農薬使用と同等の効果が得られるものです。
まぁ正直農薬を使うよりは効果は若干薄い気がしますが、
お客様の事、自分の事、環境の事を考えれば
十分な効果です。
この温湯消毒のミソは10分間というところで、
7分、8分では効果はいまいちで、
12分、13分と長めに浸けておくと、
今度は種子がその温度の高さに負けてしまって
発芽しにくくなります。
10分経つと急いで60度のお湯から引き揚げて
冷水でもみ洗いします。
こんな感じですね。
もみ洗いをして
上の写真の様に種もみから滴る水の温度を手で確かめます。
この滴る水が生ぬるいとまだ洗い足りない証拠で
再度冷水につけてもみ洗いします。
滴る水が冷たくなれば水から引き揚げて
乾かしてやります。
こんな感じで干してやって
完全に乾くと温湯消毒作業は完了となります。
この温湯消毒を皮切りに
本格的な米作りの仕事が始まります。
今年も収穫まで色々あると思いますが、
頑張りたいと思います!
会社のホームページもご覧ください
















