2015年7月24日金曜日

穂肥


みなさん、こんにちは。

今回は穂肥についてです。

少し前に穂肥診断を行いまして

それに基づいて肥料を散布していきます。


作るからにはおいしいお米を目指しておりまして、(当たり前ですが)

なるべく有機質の肥料を使うようにしています。

この圃場は(粒)油かすを穂肥として散布しました。


こんな感じで肥料を散布機に充填していきます。


肥料がいっぱいになりましたらセルを引いてエンジンをかけます。



そして、よっこらしょと機械を背負って散布をはじめます。


この肥料散布がとても大変で、

まず機械自体が大体15kgぐらいありまして、

機械に装填できる肥料の量が35kg~40kg。

なので合わせて約50kgを背負って歩かなければなりません!

女性を一人背負ってるくらいですね。



機械の左下にエンジンの回転数と肥料の量を調整するレバーがついていまして、

それを調整して肥料散布をはじめます。


こんな感じです。


歩いていく道はこんな感じでかなり狭く横幅が10㎝しかありません。

ここを50kg背負って歩いていくのはけっこう大変です。


足元を確認しながら少しずつ前進し、肥料を散布していきます。


この穂肥散布が終わると

いよいよ収穫間近となります。

収穫まであと40日くらいです。


そろそろ収穫の為の準備を始めないとダメですね。

コンバインの試運転や乾燥機の調整等です。

みなさんの手に届くまで

気を抜かずに管理していきたいと思います。


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2015年7月17日金曜日

アルバイト


毎度です。
 
アルバイト募集してます。



いつも郵送でこの情報誌送られてくるのですが、

今回は1人の求職者としてフリーペーパー設置場所から頂いてきました。


近くの大型スーパーさんにありました。



求人内容はこんな感じです。



「農業に興味のある方大歓迎」

ということで、お気軽にご連絡くださいね♪


最近なんやかんやと忙しいので是非農作業手伝ってください。


皆様よろしくおねがいしますm(__)m


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2015年7月14日火曜日

穂肥診断


みなさん、こんにちは。

今日はもう7月14日だそうです。

更新が半月も空いてしまいました。毎度毎度申し訳ないです。


さて今回は穂肥についてです。

毎年この時期になると、穂肥を散布します。

字のごとく稲穂の為に散布する肥料のことです。



まずは圃場の中に入り様子を見てみます。

雑草が生えていないかや、病気が入っていないかなど

基本的なところを確認します。


外から見てわかることはまさしく目で見たことだけです。


あまり経験に凭れすぎると大切なことを見落とすんではないかという思いがあり、

常に新鮮な気持ちで圃場を見るようにしています。


まぁふつうですね(笑)

これがいいんですよ。ふつうで。



次に去年の消費税増税前に踊らされて買ったSPAD計で

葉色を測定します。




こんな感じで葉っぱを機械で挟むと数値がでてきます。

ザックリというと、この数値が40.0以下の場合は

穂肥散布の目安ということになっています。

倒伏(とうふく)しやすい品種はこの数値が35.0以下になるまで待ってから

穂肥を散布します。

穂肥を散布する目安は大きく分けて2つありまして、

その一つがこの葉の色です。


で、もう一つは幼穂の長さです。

幼穂とは未来の稲穂で今はまだ稲の茎の中にあります。

それを観察します。



まずは根っこから一本稲を抜き取ります。


それをカッターで半分に切り裂いていきます。



こんな感じですね。



それで中身を見てみます。



この先端のちょぼっとしたのが幼穂です。


わかりますかね?

先端のやつです。

この長さも穂肥をやるうえでは大変重要で、だいたい1cmまでに

肥料を散布してやります。

この幼穂は一日でだいたい1㎜~1.5㎜伸びるといわれているので

散布の適期は約1週間くらいです。

その適期を逃さず散布するのが生業としているもの努めです。←「つとめ」の漢字あってるかな?


これはそこそこいい感じなので

調べた次の日に肥料を散布してやりました。



穂肥を入れると後は水管理に気を付けながら

穂が出てくるのを待つ感じになります。


コメ作りとしては、もう終盤に入ってきました。

8月初旬には早生品種の出穂が始まります。


収穫まであと1カ月半くらいです。


毎度の事ですが、丁寧に管理したいと思います。


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2015年7月1日水曜日

溝切りライダー


みなさん、こんにちは。

今回は溝切りライダーについてです。




これが溝切りライダーです。

これに跨って圃場の中を走り、溝を切って(つけて)いきます。


慣行の農法では、6月中頃~末にかけて「中干し」をします。

「中干し」とは圃場に水を入れず乾かす作業で

稲の健全生育や、収穫時の作業効率向上の為に必要な工程です。

溝を切ってその溝を尻溝(水が落ちるところ)につないでやると

何もしていない圃場に比べて格段に速く水が抜けて乾いてくれます。





これがパンフレットです。

三種類ありまして、

軽量タイプ             ¥205,200(税別)   作業者制限重量  75kg

ハイグレードタイプ        ¥232,200(税別)   作業者制限重量  90kg

高トルク・4サイクルモデル   ¥302,400(税別)   作業者制限重量 100kg


となっております。

現状私の身体的条件は

背丈 183㎝  体重75kg

です。

え・・・まぁこれが理想でして、

体重がややオーバー気味で・・・

実際は79kg前後あります。

宴席やその他過度に飲食する機会に遭遇すると

もう80kgの大台に足がかかります。おぉ怖ッ!

私の体重はこの80kgを堺に必死の攻防をしておりまして

ノルマンディー上陸作戦のドイツ側をやっております。

必死の攻防で、ノルマンディー(80kg)とられたらもうあかん。

すぐ内陸(85kgくらい)まで攻め込まれるという思いで

なるべく節制しております。まぁ気持ちだけですけどね(笑)

私はこんな感じです。


一緒に仕事をしているN村君の身体的条件は

背丈175㎝   体重93kg

です。

彼の戦況は大変厳しく

とっくにノルマンディーは陥落して、

ベルリン郊外まで連合国軍が攻め込んできている状況です(笑)


この2人の条件から鑑みるに作業者制限重量100kgの一番高いのを

買わなければならないのですが、

N村君の体重超過の為に約7万ものお金がかかるのは承服ならぬということで

彼にはダイエットを厳命しました。

4月初旬に購入を決めダイエットを厳命し、今に至りました。


作業を始める1週間前にN村君に体重を聞いたところ

90.1kgとのことで

ほぼ目標到達まできたようです。

その1週間の間に中華料理屋さんにお米の配達がありまして、

いつもは私が納品に行くのですが、あいにく納品日に外せない用事があり

N村君に納品に行ってもらうことにしました。

そこの中華料理屋さんのオーナー様は中国籍の方で

日本語が基本的に通じません!

幸い私はドラえもんからほんやくコンニャクを貰って食べたので

なんとか意思疎通ができます。

N村君は一切話せないので簡単な2つの文章の丸暗記を、また厳命しました。

それは、

「お米をもってきました。」の意味の

我把大米送来了.

それと、

「お米の納品おわりました。」の意味の

我把大米送完了.

です。

納品日に何度も何度も練習をして

どうにか通じるくらいにはなったのですが、

納品時は全く通じなかったそうです(涙)

一応お米の納品ということは理解してもらえたらしく

納品して帰ってきました。

ですが、慣れぬ外国語をやりすぎたせいか

次の日から高熱(知恵熱)を出して2日休んでしまいました。

無理させてゴメンね。

寝込んでいる間に更に体重が落ち、87kgとなったそうです。


そしてやっと彼はU90kgの溝切り機のライダーとなりました!



作業的にはそれほど難しいものではなくて、

普通に機械に跨って前進します。

圃場がぬかるんで前進する力が弱い場合は

パドリングするような感じで、軽く足で補助してやります。




もちろん私も乗りました!

体重の条件は十分クリアしてますからね♪


こんな感じで溝を切っていきます。

まだ乗り始めたとこなので溝が曲がってしまいました。

これから精進が必要です!



この猫背を少し改善したいな。



収穫まであと約2カ月です。

丁寧に管理したいと思います。


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