みなさん、こんにちは。
最近暑いですね。
まぁ夏ですからね。
今年の夏はまた新しい事をやってみたいと思います。
さて、今回は穂肥診断についてです。
5月に植えました水稲の苗も大きくなってきました。
こんな感じで元気に成長しています。
もう1カ月くらいするとお米の穂がでてきます。
その前に穂肥を散布します。
字のごとく穂の肥料です。
この散布時期がとても大切で
早くても遅くてもダメ。
まぁ少し説明しますと、
植物は成長生育と生殖生育と2つの生育をするそうです。
成長生育は字のごとく自分の成長です。
生殖生育は子孫を残す為の成長です。
穂肥の散布適期はザックリ言うと
お米が生殖生育に入ったときに散布するといいです。
成長生育期間中に肥料を多く散布してしまうと
成長の為に栄養を使うので背丈が伸びすぎて
お米が成熟前に風で倒れたりしてしまいます。
ということで
生殖生育に入ったかどうか?
を調べます。
あと
肥料を散布してもよいくらい肥料が抜けているか?
も調べます。
生殖生育期に入っていても肥料がまだ植物内にあれば
散布時期を少し遅らせます。
まず肥料がどれくらい稲の中に残っているかを調べます。
この手にもっているのが肥料がどれだけ稲の中にあるかを調べる機械です。
SPAD計といいます。
こんな感じで稲の葉っぱをこの機械で挟みます。
そうすると数字が出てきまして、その数字で植物内の肥料残留量を図ります。
葉緑体とかを調べて判断するみたいです。
だいたいですが、36.0を下回っていると肥料を散布してもいいことになっています。
それ以上数値が大きいと葉の中にまだまだ肥料が蓄積されていて
肥料の散布は早いってことになります。
こういう低い数値もでます。
なので5回くらい測って平均をとるのが基本的な診断方法です。
実はこの機械も4月に税金があがるということで購入しました。
葉っぱを挟んで数字が出るだけの機械なんですが・・・
この誉たかきスイス時計と同じくらいの価格なんですよ(涙)
高いよな~
次に生殖生育に入ったかを調べます。
こんな感じで稲を一本抜いてきます。
それを半分に裂いていきます。
こんな感じで下からあがってきた節の先端あたりを
こするような感じで裂いていきます。
そこにいずれ穂になる幼穂があるかどうかを調べます。
幼穂があるとそれはもう生殖生育に入ったことを示すものです。
この爪のところにある白っぽいのが幼穂です。
背丈がそれほど高くならない品種ではこの幼穂1mmくらいで肥料を散布します。
コシヒカリなど背丈が伸びる品種は約10mmくらいで散布します。
もちろんSPAD計の数値も参考にします。
この穂肥が早いと前述のとおり背が伸びすぎて倒れたりします。
遅いとお米の味が低下すると言われています。
今年もええ感じの時期に肥料散布して美味しいお米を収穫したいと思います!
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